【作者について】
氏名:池田貴昭   画号: 楽環(らかん)
生誕地:兵庫県の但馬地方
生誕年:1951年
性別:男性
住んだことのある地域:但馬、東京、湘南、埼玉
行ったことのある外国:アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、ロシア

作者プロフィール→


【絵を画くということ】 武蔵野をアトリエにして雑木林を描くとき、一番大変なのは、「絵になる
場所にめぐり合うこと」です。
勿論それは私めにとって絵になる場所でありますので、一般的にこういう場所
とは申しにくいのですが、武蔵野はさり気無く歩いて楽しむ日常的でローカルな
風景が絵になる場所のようです。あっちの小道こっちの小道と逍遥しながら、絵を
画ける場所に出会えれば幸いです。そして絵を画くときは必ず武蔵野の往来に画架
を据えて佇むこととなります。それは出来るだけ車が通りそうにない、林の中の
小道であったり、屋敷林沿いの旧道だったりするのですが、邪魔にならないように、
少し引っ込んだ場所を選んで身を置きます。そんな往来を行き来するのは人間も
含め、小動物や小鳥等武蔵野に棲息する全てのインハビタント達です。小鳥などは
直ぐ手の届きそうな梢まで寄ってきてさえずり始めます。そして絵を画いている
自分もその棲息域を共有している棲息者の一員であることを自覚するのです。
絵を画き始めるとき、普段スーツに身を固めて接している時には
見えてこない全く別の世界に武蔵野は衣替えを始めます。

【絵葉書について】
ホームページ収録の2000年に画いた作品(作品番号: 2000-01,2000-02,
2000-03,2000-04,2000-05,2000-06,2000-07,2000-08 の8点)については
旧画号「雁景 丹径」を用いた絵葉書セットを国営武蔵丘陵森林公園の売店に 置いて戴いた経緯が御座いました。

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